Jiro-Project2008-03-12

最近「メタル」の歴史についてのドキュメンタリー映画を見る機会がありました。
「メタル」って音楽ジャンルの一つの「メタル」です。
ボーカルが鳩の頭を食いちぎって、そのあと動物愛護団体に訴えられたみたいな、その「メタル」です。



僕の音楽へのこだわりは人並みとは違い、普段聴くものといえば「ハロプロ」のバラード以外か、「メタル」の90年代以前のみという、人並み以上にわかりやすい男子中学生も真っ青なこだわりを持っているのですが、上記のドキュメンタリーを観て面白かったのが、そこに登場するメタル界の御大や関係者の発言の「メタルは・・・」のくだりを「ハロプロは・・・」に変えても僕には違和感が感じられなかったことなんです。



ハロプロを毛嫌いする人間と話し合う必要はない』


僕についていえば話し合う場もないわけですけど、この発言の根底にあるのもメタルの基調である『反骨心』なんだと思います。
大勢になびく事をよしとしない僕は、ヒットチャートの上位に名を連ねるアーティストとそれを信望するファンの方々を心のどこかで見下しながら、とたんハロプロ勢がチャートインすると「ヒットチャートこそ、この世の真実!」とのたまうユニークさ。
うん、話し合いにならないよね。




『ロックは権力で、ハロプロは弱者の音楽だ』


我々は社会に面と向かって「ハロプロが大好きです!」と言えるでしょうか。
僕は言えるけど。
ここでいうロックは大衆音楽(と還元されてしまったロック)と定義されたロックです(←僕が定義したわけではなく、この発言者が定義していたので、本物のロック好きの方はご容赦下さい)。
たとえば、身近な女性に「どういう音楽聴くの?」って聞かれたとします。
ハロプロファンな皆さんなら何と答えるのかと。
僕なら「そんなこと知ってどうする?ケツよがらせて失せな」ですけどね。
そうなんです、もちろんウソなんです。
まぁ「Jポップかな」って。
ただし「ジャパニーズ・ポピュラー・ミュージック」のJポップじゃないけどね。
それを聴くと、僕のテンションが上がりまくりなJポップ。
「ジロちゃん・ポッピポー・ミュージック」の略ですな、そんなJポップ。
・・・それなんてハロプロ



ハロプロのライブにはアブない奴らが大集合するんだ』


コメント自重




と、まぁとにかく、テーマは「反骨心」でした。
これは、僕達そのもの。
たとえば世間をにぎわす音楽チャートに目を向けると、売れてる歌ってのはあれでしょ「あの子にフラれた、ツライ」みたいなオカマ野郎の泣き言か、「ずっと君を幸せにするよ、ゼッタイ」みたいなイカレポンチの寝言とか。
そんなもん、僕にはクソほどの価値もないよ。



ティーンの女の子が恋に悩む様相を、僕らと同じおじさんが作詞・作曲して、同じく僕らおじさんが味わい尽くす。



ロックやね。