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むかし、僕が中学生だったころ「俺がハマーだ」という海外の刑事ドラマが好きでよく観ていました。
主人公がスレッジ・ハマーという破天荒な刑事のコメディドラマです。
今となっては詳しいストーリーや、どこが面白かったのかは思い出せませんが、僕の中学の卒業文集のタイトルが「俺がジローだ」なのを見てもよほど好きだったのでしょう。
『俺がジローだ』
三年六組 スレッジ・ジロー
俺は女が苦手だ。
なにかっつうとスグにメソメソしやがる。
俺に「先生がよんでたぜ」って肩を叩かれんのもイヤだったら甲冑着込んで学校に来やがっれてんだ。
だけど甲冑は校則違反だわ、あちゃー。
まぁ諦めろってこったな、俺がジローだ。
それとたまに朝から機嫌の悪い女がいる。
もしかしたら学校に来る前に鏡で自分の顔を見ちまったのかもしれない。
ありゃりゃ、ご愁傷様だぜ。
もしも大人になってから嫁の行き手がなかったらいつでも連絡くれよな、俺がジローだ。
面倒くせえけど男はいつだって女を守らなきゃならねえ。
それは当然だ。
俺が母ちゃんに守られてるぐらい当然だ。
俺は大人になったら刑事になりたい。
少なくとも刑事に関わる仕事に就きたい。
現実的なところじゃあ犯罪者か、だっはっは。
*卒業文集より一部抜粋
うん、大人になったらハロー!が大好きになってたよ。
素敵な大人じゃん、最高だねこりゃ。