Jiro-Project2007-12-03

先週末は我が村の安全パトロールを兼ねて、図書館・公園など元気っ子ガールが居そうな所の巡回を半日がかりで行いました。
この村をお前らの好き勝手にはさせねぇ!
僕より怪しい人間がこの村に紛れ込んでいたら容赦なく即通報です。


安全巡回用運動靴:3900円


「パトロール中」腕章:800円


村の安全:プライスレス


元気っ子ガールの笑顔:ノープライス



そう思ってまず立ち寄った図書館に早速居ました。とびきり危なそうなのが。
もう目がイッちゃってるとかそうレベルじゃなくて、いろんな所がイッちゃってるんでしょうね。
両手をパタパタさせて「ピップル・ポップル・プルプルポ〜ン!」とか奇声を上げながら図書館中を跳ね回ってるんです。
んで、慌てて駆け寄ってきた図書館の職員に三人がかりで制止させられると、急に「ポポポポポポポ・・・・・」とか言って泣きはじめるんですよ。
これは紛れもなく通報対象だったのですが、僕にはどうしてもそれが出来ませんでした。



どうみても僕の親父です、本当にありがとうございました。



これはマズイなと思い僕はポケットからオルゴールを取り出し「チュ!夏パ〜ティ〜」のメロディーを奏でると、それまで「ポポポ・・・」と泣いていた親父がハッと我に返ったような顔になり「・・・ここは?・・・俺は悪い夢を見ていたようだ」と呟くと、図書館の職員から一斉に「それはこっちのセリフだ」とツッコまれました。



図書館の平和と秩序を守って気をよくした僕は、そのあと公園に向かったのですがその途中に妹と彼氏が並んで歩いているのに出くわしちまいました。
ただ、よく考えたら僕には妹がいないので、オカシイなと思ってもう一度よく見てみたら妹ではなくて妹にしたいなって子が彼氏と並んで歩いてきました。


で、これはけしからんなと、とりあえず二人を驚かせてやろうと思い、両手をパタパタさせて「ピップル・ポップル・プルプルポ〜ン!」とか奇声を上げながらカップルに向かって飛び跳ねていったら、二人は会話に夢中なのか僕には一切気付かずに通りすぎていってしまいました。
僕も「気付かなかったんならまぁいいか」と思い公園へ急ぎました。


公園に着くと、なぜか母親がベンチに座っていて僕を手招きしています。
しかも、その横には恥かしそうに俯いている女性が座っていました。
その場ですべてを悟った僕は、母親に対しジェスチャーで「僕・・いったん・・・・家に帰ってから・・・・タキシードに・・着替えてきた方が・・・・良いか?」と、さらに母親の横の女性を指し「そちらの令嬢・・・・そういう・・・・こと・・なんでしょ?」と身振り手振りで問うと、母親もそれに対して、ジェスチャーで「皇国の存亡・・・・・この一戦に・・・あり?」と、僕のジェスチャーの意味が通じてんのか通じてないのかわかんない返しをしてきました。


もうこのままでは埒があかないので、ともかくタキシードは良いとして花屋で花は買わねばなるまいと思い駆け足で3本バラを買いに行き、急いで戻るとその公園はマンションの建設予定地で立ち入り禁止になっていました。
僕は「立ち入り禁止ならしょうがないか」と思い、家に帰ってベリっこちゃん達のポスターに投げキッスをしました。